ウェブ・技術 Feed

2013年12月30日 (月)

「イノベーションのジレンマ」以上のインパクト

4334929176楡 周平「象の墓場」、光文社(2013)

お奨め度:★★★★★+α

世界的なエクセレントカンパニーであるコダックをモデルにしたと思われるグローバル企業ソアラ社の日本法人を舞台にした小説。資本主義、企業文化、価値感、イノベーション、技術、組織と人などについて非常に深く考えさせられる一冊。

小説と調査に基づく学術書を比較すべきではないことは重々承知しているが、クレイトン・クリステンセン先生の「イノベーションのジレンマ」以上のインパクトがあった。

特に、小説(ストーリー)という形でしか書けないと思われる全体の構造が見事に書かれており、現場で起こる現象がなぜ起こっているかを、断片的なステレオタイプの指摘ではなく、コンセプチュアルに把握できる。イノベーションや変革に携わっている方すべてに強くお奨めしたい。


続きを読む »

2013年8月18日 (日)

ビックデータが生活や仕事を変える

4062180618ビクター・マイヤー=ショーンベルガー、ケネス・クキエ(斎藤 栄一郎訳)「ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える」、講談社 (2013)

紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★★+α

ビックデータについて論じた唯一の本だと言われている「Big Data: A Revolution That Will Transform How We Live, Work, and Think」の翻訳。ビックデータについて、その本質を知りたい人は、必読。最近、JR東日本がSuicaのデータの販売を始めて話題になっている。これが何を意味しているかをきちんと理解できていないのであれば、自分のためにも読んでおくことをお奨めしたい一冊。


続きを読む »

2012年12月19日 (水)

「弱い」つながりの中でのコミュニケーションの方法

4777810534ジョン・マクスウェル(上原 裕美子訳)「結果が出せる人になる「つながり」力」、辰巳出版(2012)

お奨め度:★★★★1/2

本当のコミュニケーションとはどういうものか、それはどのように行われるべきかについて、ジョン・マックスウェルが示した一冊。ソーシャルネットワーク時代のコミュニケーションに対するあり方を示している。

続きを読む »

2012年11月23日 (金)

モノのインターネット化が社会を変える

4140815760クリス・アンダーソン(関美和訳)「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」、NHK出版(2012)
紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★★+α

MITメディアラボの初代所長であるニコラス・ネグロポンテが1990年代に、雑誌「wired」上で、「アトムからビットへ」を提唱した。アトムとビットはたとえば、ハードウエアとソフトウエアを意味している。

それから、20年近くになるが、もののインターネット化が進み、アトムとビットの境界があいまいになってきており、それは製造業に大きな影響を与えている。元wiredの編集長であるクリス・アンダーソンは、このような現象を「メイカー・ムーブメント」と呼び、一冊の本にまとめた。

続きを読む »

2011年5月 6日 (金)

新しい経営のグランドデザイン(ファンが選ぶビジネス書6)

4198631603

=-=-=-=-=
ファンが選ぶビジネス書」はfacebook別館で、5人以上のリクエスト(いいね!)があった書籍の紹介です。詳しくは、こちらをご覧ください。
=-=-=-=-=

ベンカト・ラマスワミ、フランシス・グイヤール(尾崎正弘、田畑 萬、山田美明訳)「生き残る企業のコ・クリエーション戦略 ビジネスを成長させる「共同創造」とは何か」、徳間書店(2011)
 

お奨め度:★★★★★

1994年にコア・コンピタンス革命で新進気鋭の経営学者として注目され、ピーター・ドラッカーの後継者といわれたC・K・プラハラードの提唱したこれからの新しい経営思想である「コ・クリエーション」について事例を体系的に整理し、発展された方法論として概念をまとめた一冊。

続きを読む »

2011年3月21日 (月)

所有者からメッシュへ!

4198631174 リサ・ガンスキー(実川 元子訳)「メッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になる」、徳間書店(2011)4198631174

お奨め度:★★★★★


<シェア>という考え方をベースにしたビジネスモデル「メッシュ(Mesh)」について解説した一冊。米国ではアマゾンなどの企業の成長で常識化したロングテールに続く、新しいビジネスモデルとして注目されている。

続きを読む »

2010年5月 8日 (土)

「ウィフィー」の秘密

4163724001 タラ・ハント(津田大介監訳, 村井章子訳)「ツイッターノミクス TwitterNomics」、文藝春秋(2010)

お奨め度:★★★★1/2

ブログ、Twitter、wiki、ソーシャルブックマーク、フォーラム・チャット・対話、ソーシャルネットワークサービス(SNS)、といったさまざまなWeb2.0の世界で成功するための秘訣を、Whuffie(ウッフィー)という概念を提案し、説明している本。Web2.0で何かを成し遂げたいなら、読んでおく価値のある一冊。

続きを読む »

facebookページ

Twitterアカウント

カテゴリ

Powered by Google

  • スポンサーリンク
  • サイト内検索
    Google
Powered by Six Apart