オペレーションマネジメント Feed

2014年2月 4日 (火)

「獺祭」というイノベーション

4478026211桜井 博志「逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法」、ダイヤモンド社(2014)

紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★

獺祭で知られる旭酒造の社長・桜井 博志氏の書いた潰れかけの酒造から、獺祭で純米本醸造の国内シェアの50%を占め、40億近い売り上げを作るまでの経営の物語。全体としてはサクセスストーリーなのだが、いろいろな失敗をし、学びながら、現在に至る的なストーリーはなかなか学ぶ点が多い。


続きを読む »

2014年1月28日 (火)

生産性を上げ、目覚ましい成果を得るシンプルな方法

4797375116ゲアリー・ケラー、ジェイ・パパザン(門田 美鈴訳)「ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果」、SBクリエイティブ(2014)

お奨め度:★★★★★+α

バランスを取らずに、一点集中を行うことのご利益と、一点集中の方法について述べた一冊。

個人の仕事の方法にも、チーム(組織)としての仕事のやり方にも通用する方法であり、読んでいる限り、バックボーンとなるロジックがあり、「私はこういうやり方でうまく行っています」式の啓蒙書とは一味違う良書。


続きを読む »

2014年1月11日 (土)

良い現場はグローバルな競争戦略のベースになる

4106105497藤本 隆宏「現場主義の競争戦略: 次代への日本産業論 (新潮新書)」、新潮社(2013)

お奨め度:★★★★

藤本先生が日本橋の経済倶楽部で行われた講演会の記録に基づき、加筆された本。日本の製造業に対する悲観論への反論と、持論である能力構築競争の今日的な理解が述べられている。

藤本先生の本の中では読みやすく、藤本先生の持論を知るにはお奨めの本だ。


続きを読む »

2014年1月 7日 (火)

MBAコースではゲーミフィケーションをどう教えるか

4484131242ケビン・ワーバック、ダン・ハンター(三ツ松 新監訳、渡部典子訳)「ウォートン・スクール ゲーミフィケーション集中講義」、阪急コミュニケーションズ (2013)

お奨め度:★★★★★

ビジネススクールで初めてゲーミフィケーションの講義を取り入れたウォートンの教科書。MBAプログラムの体系と関連付けながらゲーミフィケーションの説明がされており、ゲーミフィケーションを取り入れた仕組みの構築に役立つ一冊。


続きを読む »

2013年12月31日 (火)

組織の不条理のメカニズム

453231917xレイ・フィスマン、ティム・サリバン(土方 奈美訳)「意外と会社は合理的 組織にはびこる理不尽のメカニズム」、日本経済新聞出版社(2013)

お奨め度:★★★★★

マクドナルド、HP、マッキンゼー、P&G、ザッポスなどの企業、ボルチモア市警、サモア政府などのパブリックセクター、アルカイダなどを例にとり、採用、報酬、組織文化、イノベーション、マネジメントにおける不合理の本質を、組織経済学の観点から解き明かした一冊。一つのテーマについて、民間企業とパブリックセクター、宗教団体というふうに2つ以上の性格の異なる組織を比較し、同じことが言えるという仕立てになっており、興味深く読める。そして、911で組織が評価されたアルカイダは本当に理想の組織なのかという検証をしている、


続きを読む »

2013年12月30日 (月)

「イノベーションのジレンマ」以上のインパクト

4334929176楡 周平「象の墓場」、光文社(2013)

お奨め度:★★★★★+α

世界的なエクセレントカンパニーであるコダックをモデルにしたと思われるグローバル企業ソアラ社の日本法人を舞台にした小説。資本主義、企業文化、価値感、イノベーション、技術、組織と人などについて非常に深く考えさせられる一冊。

小説と調査に基づく学術書を比較すべきではないことは重々承知しているが、クレイトン・クリステンセン先生の「イノベーションのジレンマ」以上のインパクトがあった。

特に、小説(ストーリー)という形でしか書けないと思われる全体の構造が見事に書かれており、現場で起こる現象がなぜ起こっているかを、断片的なステレオタイプの指摘ではなく、コンセプチュアルに把握できる。イノベーションや変革に携わっている方すべてに強くお奨めしたい。


続きを読む »

2013年12月23日 (月)

マネジメントの本質を見抜く80対20の法則

4484131269リチャード・コッチ(高遠裕子訳)「並外れたマネジャーになる 80対20の法則」、阪急コミュニケーションズ(2013)

お奨め度:★★★★★+α

マネジャーの陥る落とし穴の一つにアクティブノンアクションと呼ばれる状態がある。日本語でいえば、不毛な忙しさ。

本書は、アクティブノンアクションを回避する方法として、ヴィルフレード・バレードが見つけリチャード・コッチが80対20の法則と名付けた法則のマネジャー版である。アクティブノンアクションの自覚のあるマネジャーは必読の一冊。今年一番のマネジャー向けの啓蒙書。


続きを読む »

2013年11月 6日 (水)

BCGの叡智のおすそ分け

4492557369マイケル・ダイムラー、リチャード・レッサー、デビッド・ローデス、ジャンメジャヤ・シンハ(御立 尚資監修、 ボストン コンサルティング グループ訳)「BCG 未来をつくる戦略思考: 勝つための50のアイデア」、東洋経済新報社(2013)

お奨め度:★★★★★+α


プロダクトポートフォリオマネジメントで知られるボストン・コンサルティング・グループが50周年を迎えるらしい。50周年に刊行された本がこれ。

彼らの叡智を

・変化対応力
・グローバリゼーション
・コネクティビティ(接続性)
・サステナビリティ(持続可能性)
・顧客視点
・組織能力向上
・価値志向
・信頼
・大胆な挑戦
・組織の力を引き出す

の11のテーマに分けて、50の論文を採録している。羅針盤ともいえるような一冊。


続きを読む »

2013年9月28日 (土)

あたなが仕事の中で行っている「善行」は成果を生んでいるか

4905154510ジェイク・ブリーデン(宮本喜一訳)「世界一の企業教育機関がつくった仕事の教科書」、アチーブメント出版(2013)

お奨め度:★★★★★+α

グーグル、スターバックス、マイクロソフト、IBMなどの企業をクライアントにもち、エグゼクティブ教育では世界一だと言われるディーク・コーポレート・エディケーションで教鞭をとる著者が新しい仕事の常識を述べた一冊。もし、これらの企業においてリーダーがこの本にあるような行動をできているのだとすれば、エクセレントカンパニーであることが納得できると思わせる一冊。すべてのリーダーに読んで欲しい。


続きを読む »

2013年7月29日 (月)

現場主義のマネジメントの基本

447802409xエドワード・ライリー(渡部 典子訳)「アメリカの「管理職の基本」を学ぶ マネジメントの教科書―――成果を生み出す人間関係のスキル」、ダイヤモンド社(2013)

お奨め度:★★★★★

世界でもっとも大きく、歴史のあるマネジメント研修機関AMA(American Management Association)の公式テキスト「Business Boot Camp」の書籍化。AMAはドラッカーが支援したことで知られるが、ビジネススクールではなく、ドラッカーの教えを背景に持つ現場主義のマネジメントの研修を行っている。現場のマネジャーには是非とも読んで欲しい一冊だ。


続きを読む »

facebookページ

Twitterアカウント

カテゴリ

Powered by Google

  • スポンサーリンク
  • サイト内検索
    Google
Powered by Six Apart