イノベーション Feed

2014年2月 6日 (木)

イノベーターは武士道を捨てる

4434187406ゲーリー・シャピロ(中西 真雄美訳)「ニンジャ・イノベーション」、アルファポリス (2013)

お奨め度:★★★★1/2

全米家電協会の会長兼CEOのゲーリー・シャピロ氏が、イノベーターを忍者に例えて、その心得や行動規範を読本としてまとめた本。

全米家電協会参加企業のエピソードが中心に公的機関なども含めて、詳細な本質が分かるエピソードで構成されており、すぐに読めてためになる一冊。


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2014年2月 4日 (火)

「獺祭」というイノベーション

4478026211桜井 博志「逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法」、ダイヤモンド社(2014)

紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★

獺祭で知られる旭酒造の社長・桜井 博志氏の書いた潰れかけの酒造から、獺祭で純米本醸造の国内シェアの50%を占め、40億近い売り上げを作るまでの経営の物語。全体としてはサクセスストーリーなのだが、いろいろな失敗をし、学びながら、現在に至る的なストーリーはなかなか学ぶ点が多い。


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2014年1月28日 (火)

生産性を上げ、目覚ましい成果を得るシンプルな方法

4797375116ゲアリー・ケラー、ジェイ・パパザン(門田 美鈴訳)「ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果」、SBクリエイティブ(2014)

お奨め度:★★★★★+α

バランスを取らずに、一点集中を行うことのご利益と、一点集中の方法について述べた一冊。

個人の仕事の方法にも、チーム(組織)としての仕事のやり方にも通用する方法であり、読んでいる限り、バックボーンとなるロジックがあり、「私はこういうやり方でうまく行っています」式の啓蒙書とは一味違う良書。


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2014年1月25日 (土)

エンジニアリングの知見をビジネスに応用する

484591316x_3ジョン・クプレナス、マシュー・フレデリック(美谷広海訳)「エンジニアに学ぶ101のアイデア」、 フィルムアート社(2013)

お奨め度:★★★★★

いろいろな分野のエンジニアリングの101の方法論を通じて、エンジニアのものの見方と発想を学ぶ。モノ作りにもイノベーションにも効く常識、理論、実践は、エンジニアの人以外にもたくさんの思考のヒントを与えてくれる。エンジニアはもちろん、ビジネスマンにお奨めの一冊。


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2014年1月11日 (土)

良い現場はグローバルな競争戦略のベースになる

4106105497藤本 隆宏「現場主義の競争戦略: 次代への日本産業論 (新潮新書)」、新潮社(2013)

お奨め度:★★★★

藤本先生が日本橋の経済倶楽部で行われた講演会の記録に基づき、加筆された本。日本の製造業に対する悲観論への反論と、持論である能力構築競争の今日的な理解が述べられている。

藤本先生の本の中では読みやすく、藤本先生の持論を知るにはお奨めの本だ。


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2014年1月 8日 (水)

ビジネスメガネを新調しよう

4054058868井関 利明, 山田 眞次郎「思考 日本企業再生のためのビジネス認識論」、学研パブリッシング(2013)

お奨め度:★★★★★

大学改革の手本となった慶應大学SFCの創設メンバーの中心であった井関 利明慶應義塾大学名誉教授と、インクスの創設者であり、モノづくりの論客でもある山田 眞次郎さんが現在のビジネスの認識について過去からの流れを整理し、論じた対談集。パラダイムの変化をうまく議論していて、今、われわれが行っているビジネスを明確に認識できる一冊。

これは名対談集だ。水野学さんによる本全体のデザインもよい。

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2014年1月 7日 (火)

MBAコースではゲーミフィケーションをどう教えるか

4484131242ケビン・ワーバック、ダン・ハンター(三ツ松 新監訳、渡部典子訳)「ウォートン・スクール ゲーミフィケーション集中講義」、阪急コミュニケーションズ (2013)

お奨め度:★★★★★

ビジネススクールで初めてゲーミフィケーションの講義を取り入れたウォートンの教科書。MBAプログラムの体系と関連付けながらゲーミフィケーションの説明がされており、ゲーミフィケーションを取り入れた仕組みの構築に役立つ一冊。


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2014年1月 2日 (木)

組織と個人を同時に変える

4862761542ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー(池村千秋訳)「なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践」、英治出版(2013)

お奨め度:★★★★★

ハーバード大学で、成人学習、職業発達論を研究するロバート・キーガン教授の『Immunity to Change』の翻訳書。2009年の刊行以来、免疫システムという変わった概念による変革アプローチの本として評価されている。

変化が必要だと思っても、85%の人が行動すら起こさないとされるが、この本のアプローチによると多くの人や組織は変革できると主張している注目の一冊。変革の必要性を感じている人はぜひ、読んでみよう!


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2013年12月31日 (火)

組織の不条理のメカニズム

453231917xレイ・フィスマン、ティム・サリバン(土方 奈美訳)「意外と会社は合理的 組織にはびこる理不尽のメカニズム」、日本経済新聞出版社(2013)

お奨め度:★★★★★

マクドナルド、HP、マッキンゼー、P&G、ザッポスなどの企業、ボルチモア市警、サモア政府などのパブリックセクター、アルカイダなどを例にとり、採用、報酬、組織文化、イノベーション、マネジメントにおける不合理の本質を、組織経済学の観点から解き明かした一冊。一つのテーマについて、民間企業とパブリックセクター、宗教団体というふうに2つ以上の性格の異なる組織を比較し、同じことが言えるという仕立てになっており、興味深く読める。そして、911で組織が評価されたアルカイダは本当に理想の組織なのかという検証をしている、


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2013年12月30日 (月)

「イノベーションのジレンマ」以上のインパクト

4334929176楡 周平「象の墓場」、光文社(2013)

お奨め度:★★★★★+α

世界的なエクセレントカンパニーであるコダックをモデルにしたと思われるグローバル企業ソアラ社の日本法人を舞台にした小説。資本主義、企業文化、価値感、イノベーション、技術、組織と人などについて非常に深く考えさせられる一冊。

小説と調査に基づく学術書を比較すべきではないことは重々承知しているが、クレイトン・クリステンセン先生の「イノベーションのジレンマ」以上のインパクトがあった。

特に、小説(ストーリー)という形でしか書けないと思われる全体の構造が見事に書かれており、現場で起こる現象がなぜ起こっているかを、断片的なステレオタイプの指摘ではなく、コンセプチュアルに把握できる。イノベーションや変革に携わっている方すべてに強くお奨めしたい。


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