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2010年8月

2010年8月31日 (火)

第70回プレゼント当選者発表

第70回プレゼント「TOC/CCPM標準ハンドブック―クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント入門」の当選者が決定しました。応募者224名、当選されたのは次の3名です。

(1)nero様
(2)SinSin様
(3)masahiro様

当選者の方には1週間以内にプレゼント書籍をお送りしますので、楽しみにお待ち下さい

残念ながら当選されなかった方は、この機会にお買い求め下さい。

西原 隆、栗山 潤「TOC/CCPM標準ハンドブック―クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント入門」、秀和システム(2010)

そのまえに、もう一度内容を確認したい方は、こちらの紹介記事を!

「ザ・ゴール」流プロジェクトマネジメントの強化書

2010年8月29日 (日)

第1回おとなの読書会レポート

8月28日にビジネス書の杜初の読書会を行いました。書籍は、ポジティブ心理学の本である「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」。参加者はホストである好川を入れて11名(定員10名)。10名中、9名がIT系(ベンダー、ITマネジメント)の方でした。

簡単ですが、当日の様子をご紹介します。

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2010年8月22日 (日)

ESとCSと業績のエンゲージメント

4532316081 稲垣公雄、伊東正行「エンゲージメント・マネジメント戦略」、日本経済新聞出版社(2010)

お奨め度:★★★★★

この1~2年、課長本とか、マネジャー本、マネジメント本が続々と出ている。たくさん、あるのだが、「これで決まり!」という本がない。分野を区切ればとりあえず、「この本がお薦め」という本が存在するものだ。

例えば、戦略に関していえば清水勝彦先生の「戦略の原点」、意思決定に関していえば、昨年のAwardに選んだ「決めるマネジメント」をお薦めしている。動機づけに関していえば、最近話題になっているダニエル・ピンク氏の「モチベーション3.0」がその一冊だろう。リーダーシップであれば、ずっとマーティ・リンスキー氏の「最前線のリーダーシップ」をお薦めしていたが、今年の4月にジェームズ・クーゼスの「リーダーシップ・チャレンジ」が出たので、今はこちらを奨めることにしている。人間力に関していえば、ヘンリー・クラウド氏の「リーダーの人間力」だ。

しかし、マネジメント全般、あるいはマネジャー本で何がお奨めですかと聞かれると、答えに窮する。今、ドラッカーブームなので、「マネジメント - 基本と原則」という答えもあるかもしれないが、この本はそういう性格の本でもないように思え、帯に短く襷に長しの状況。

そんな中で、これが良いかもしれないと思わせる1冊。

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2010年8月16日 (月)

今週つぶやいた本(2010/8/9~8/15)

12日から15日は夏休み。12日は仕事と残してしまいつまずいたが、残り3日はフリー。

本を読みあさり、何かおもしろいネタは無いかと考える、楽しい時間。パラパラ読みでは、50冊ちかく。その中で、引っかかるものがあって何冊かの本を完読。今年は7冊。


<8月11日>
読了。「未来の売れ筋発掘学」 すべてが粒ぞろいというわけではないが、価値センシングというコンセプトはおもしろい。また、マーケティング的な話から、要求分析的なテーマまで幅広くいのもよい。こういう視点を持ちたいものだ。http://amzn.to/d6PNrp

戴いた本、読了「人を信じても、仕事は信じるな!」 中小企業経営者向けの本だが、プロジェクトマネジャーにとって必要なことが多い。やっぱ、プロジェクトマネジャーに必要なのは大企業のリーダー思考より、中小企業の社長発想だ! http://amzn.to/9uQeNt

気になるところをつまみ読みするつもりが、3時間もかけて読み終わってしまった。「史記「人間関係力」の教科書 臨機応変のリーダーシップ論」 処世術は究極のリーダーシップかも。明日は休むつもりだったが、明日も仕事に決定。http://amzn.to/aV1Tk0

<8月12日>
休みモードになってきた。夏休み用にとっといたこの本間で読んでしまった!「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」 予想以上のおもしろさ、すざましい編集力を感じる。お盆にちゃんと読み直そう http://amzn.to/cy4w2V

<8月15日>
久しぶりに東洋経済をじっくりと読んだ。政治や経済というビジネスに密着した視点から哲学の紹介をしているので、ビジネスマンには読み応えあり 「混迷する現代社会を生きるビジネスパーソンのための実践的「哲学」入門」 。http://amzn.to/9a1s3A

夏休みの締めは小説。「天地明察」 渋川春海が取り組む「日本独自の暦」を作る20年のプロジェクト。プロジェクトX的な醍醐味に加え、個人の成長の凄味。プロジェクトにおける人間的成長はあまり論じられない。ここに手をつけたい。http://bit.ly/cOviuG


夏休みは、Twitterから離れようと思い、夏休み中に読んだ本は、15日の深夜につぶやいた。以下の7冊。

<8月13日~15日>

夏休みに読んだ本(その1)「超マシン誕生」 1982年に出版された訳本は僕の人生に非常に大きな影響を与えた。7月に新訳版が出たので、じっくり読みなおそうと夏休みに。今読んでも感動するっていうか、今だから読むべき本。http://amzn.to/amCEz3

夏休みに読んだ本(その2)「徹底のリーダーシップ 」ラム・チャランさんの本でもっとも参考にしている本。コンサルティングの前に立ち位置を固めるするために時々、読み直す。経営は実行を具体的にイメージできる貴重な本。http://bit.ly/d2r8bd

夏休みに読んだ本(その3)「経営者になる 経営者を育てる」 この本も再読。8月後半にする予定の仕事の参考に。この本、仲間内でもいろいろな評価がある。リーダーシップパイプラインの一方で、こういう話もあってよいと思う。http://amzn.to/cvJPZj

夏休みの読んだ本(その4)「「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式」 ビジネス実用書として、特筆の出来。非常に参考になった。どの分野でも、ハウツー本を作るなら、このレベルの本を作るべきだな。http://amzn.to/cKzvce

夏休みに読んだ本(その5)「イタリア人の働き方 国民全員が社長の国」 プロジェティスタという職業の本質がよく分かったように感じた。気質は本質的に日本人と似ているように思う。しかし、扉を一つ、二つ開けなくては、、、 http://bit.ly/d7Rqpq

夏休みに読んだ本(その6)「「問題即解決」101の方法」 超・お奨め本。問題解決というタイトルでは意図が伝わらない。原題は「Think smart Act smart」 原題通りの本で、日本にはあまりないタイプの本。http://amzn.to/dhGyTj

夏休みに読んだ本(その7) 荷物の整理をしていたら、もう一冊、抜けてた。「これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学」。10年くらい前にみた映画「ジャスティス」や、「ニュースの天才」がふと頭をよぎる。 http://amzn.to/bdshqj

2010年8月14日 (土)

「お奨め度」の基準について

ビジネス書の杜の書籍紹介記事では、例外を除いて、★5つを最高とする「お奨め度」というのをつけるようにしています。

以前からときどき、読者の方や関係者の方からお奨め度の基準は何かという問い合わせがあります。2~3日前もある著者の方から問い合わせがありました。ありがとうございます。今日は夏休みで精神的に余裕があるので、この機会にブログにてお答えしておきたいと思います。

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2010年8月13日 (金)

リセット!できるプレイヤーから、できるリーダーに!(書籍プレゼントあり)

4883999238 上村敏彦「即刻〈リセット〉したい5つのこと リーダーになってもデキる人 33のルール」、すばる舎(2010)

お奨め度:★★★★★

プレイヤーからリーダー(プレイングマネジャー)になるときに、失敗しがちな行動を避ける方法を経験に基づき、解説した本。一人でも部下ができたときに、ぜひ、手にとって読んでほしい一冊。

 

 

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2010年8月12日 (木)

今週つぶやいた本(2010/7/5~8/8)

7月5日から8月8日までにつぶやいた本の一挙公開です。1週間単位で分けようかとも思いましたが、ばらつきがあるので、1ヶ月分まとめて!18冊。

<7月7日>
「京都の流儀」読了。「日本の常識・・・、京都の流儀・・・」で21話、興味深い比較とエピソードが並ぶ。京都の流儀は東京人や若者には受け入れられないものがありそう。「上手に人を叱りたいなら他人の意見としていえ」ってアリ?http://amzn.to/bpPg80

<7月22日>
久しぶりに本を読んだ気がする。読んだ本はこれ。「群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法」 著者はナショナル・ジオグラフィックのシニアエディタ。非常にインテリジェンスが高く、刺激的だ。http://amzn.to/d19CN2

<7月26日>
読了「一流たちの修業時代」 モチベーション3.0の具現。この本を若い人たちはどう読むか、たいへん興味がある。相対的な比較に終始し、絶対的な目標を持たない人に未来はないことをいやというほど教えてくれる本。http://amzn.to/9jRbh3

越 浩一郎さんの本はなぜかご縁があり、ご本人ではないいろいな人から恵んで戴き、ほとんど読んでいるように思う。「どんどん決めて、どんどん動け! - 吉越流「即断即決、即実行」のすすめ」 これまでの総集編みたいな本。http://amzn.to/9tJBSk

僕はこの議論はずっと神学論争だと思ってきたが、この本を読んで少し認識が変わった。「「いい会社」とは何か」 この大きなテーマの分析が尽くされているとは思わないが、観念的/情緒的な議論ではなく、科学的に考えようとしている http://amzn.to/anMdmK

ピーター・センゲ序文で、こういうタイトルや装丁はどうかと思うが、内容はおもしろい。「最強リーダーシップの法則 正確に原因を知れば、組織は強くなる」 これからこういうリーダーシップのあり方に注目が集まるように思う。http://amzn.to/ccBoy6

いや~、ついにこうきましたか!「飛行機の操縦」 坂井優基さんのファンの方、必読。今まではファンで無かった人は、この本を読んでから、今までに書かれた本を読んでみることをお薦め!http://amzn.to/98zVXg

<7月28日>
チベーション3.0の議論もそうだが、働くことの意味が問われる時代になってきたように思う。「仕事と人生を楽しむために必要なこと」 ただ、この議論、事業のライフサイクルを抜きにして語ることはできないと思う。http://amzn.to/b0v1Wo

<8月1日>
観察にフォーカスして誰にでもできる形でスキルを整理してある。「プロの「観察力」」 ただ、効能を理解しないと動かない人に、よい観察をすることは難しいと思うぞ。効能を期待して観察すると、観察眼が曇り、よい結果は得られない。http://amzn.to/dvxbLU

読了「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」 読んでいて胸のすくようなおもしろさはある。一般的ポイントは役立ちそうだが、余人を持って代え難いという思いは消えない http://amzn.to/bE0hNE

<8月2日>
読了「女性のこころをつかむマーケティング」 ダイバーシティのキーワードで語られる分には配慮すべき一面という感じだったが、ここまで精緻な議論をされるとかなり気になる。特に、神話と現実のギャップの指摘は興味深い。http://amzn.to/cXKlHP

アビナッシュ・ディキシットの「戦略的思考とは何か」から20年、上級編が出た。「戦略的思考をどう実践するか」 戦略に対して、論理だという認識が生まれつつあるが、アートでもあることを再認識でき、ノウハウを習得できる本。 http://amzn.to/cmiZaG

ニコラス・カーの新作「ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること 」 うすうす感じていたことを、明確に目の前に突きつけられたような気がした。夏休みに無人島でネットを絶ってじっくりと読みたい本 http://amzn.to/9rbacM

<8月3日>
トム・ピーターズの本を連想しながら読んだせいか、少し拍子抜けしたが、よくよく考えて見ると、デービッド・ダレッサンドの方が役立つのかもしれない「会社で「ブランド人」になれ! 組織で生き抜く10のルール」 http://amzn.to/aDoqSK

読了「リーダーになってもデキる人 33のルール」 共感する部分が多い本だが、現実的に考えると、キャリアのこの時期にこの本が奨めるリセットをするには、いろいろな意味で勇気が必要だ。勇気を振り絞る価値はあると思うが。http://amzn.to/b4o7kr

やっぱり、ジョブスが絡んだストーリーはおもしろい 「ピクサー成功の魔法」 よくアートかサイエンスかという議論をするが、絶妙のバランスが取れる場所に立ち、アートでもサイエンスでもなく、ジョブスだって感じ。http://amzn.to/c5f0dJ

<8月4日>
読了「一億総ガキ社会」 レトリック感がなくはないが、納得できることが多いし、オビにもあるこのフレーズは凄い!『「スゴイ自分」=(幻想)を保つためなら何でもする』 某国のリーダーを連想した(笑) http://amzn.to/bg9FAq

<8月6日>
t3yosi Aug 6, 1:00am via Web 次の読書会はこの本で決まり。「変われないを変える方法 スイッチ!」 変革とかチェンジといった言葉のせいか、変わることをあまりにも仰々しく考えすぎているようだ。必要なのはちょっとしたアイデアってことを気づかせてくれる本 http://amzn.to/aTQ2UH


2010年8月11日 (水)

日本で成功しないと海外で成功できないのか?

4569772951 八幡 和郎、CDI「京都の流儀~人生と仕事を豊かにする知恵」、PHP研究所(2010)

お奨め度:★★★★


京都のビジネスや文化、生活の流儀を整理し、日本(東京)のそれと比較した一冊。比較文化論だが、ビジネスマンにとってはもっと実践的で、実務に役立つ本だ。評論家の八幡和郎氏が、CDIという京都のシンクタンクと一緒にまとめたもの。


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2010年8月 8日 (日)

2010年 激夏に読みたいビジネス書5冊

4492532706 メルマガで夏休みに読みたい本を3冊という記事を配信しましたが、その拡張版で、5冊紹介します。本当は1冊ずつ紹介記事を書けばよいのすが、忙しくて、、、

一冊目は、一橋大学の楠木先生が4月に出された本です。


楠木 建「ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件」、 東洋経済新報社(2010)

本の性格からすると驚異的に売れている本です。おもしろいです。経営やマネジメントに感動する事例や何ともいえずおもしろいストーリーやエピソードに好奇心をそそられ、興味を持ちだした人は多いと思います。凄い真実は、小説なんかよりはるかにおもしろいものです。

久しぶりにそういう好奇心を満たされる本が登場した感じです。

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2010年8月 1日 (日)

2010年7月ベスト3 予定調和

2010年7月のベスト3です。

1位 これからの経営学
https://mat.lekumo.biz/books/2010/06/frontier.html
2位 モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
https://mat.lekumo.biz/books/2010/07/drive.html
3位 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
https://mat.lekumo.biz/books/2010/01/management.html

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