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2007年4月16日 (月)

エンドユーザに待望のプロジェクトマネジメント解説書

4822262081_01__sclzzzzzzz_v234144_5 KPMGビジネスアシュアランス「ユーザーのためのプロジェクトマネジメント実践講座―計画からベンダー選定、進捗管理、本番移行、評価まで全33講座」、日経BP社(2007)

お奨め度:★★★1/2

情報システム導入プロジェクトのポイントを33の講座の形で解説した一冊。情報技術に関わる話から、プロジェクトマネジメントの方法、プロジェクトマネジャーの育成、PMOまで網羅的にポイントを抑えており、ユーザ企業には待望の一冊。

どのようなポイントについて解説されているかは、目次を見て欲しい。

ただし、全般的にベンダー側の視点から、ユーザが個のような対応をすればプロジェクトがうまく行くという色合いが濃い。情報化プランの策定についても、コンサルティングベンダーの考え方が色濃くでているように思う。

一般的に情報化プロジェクトは、ビジネスプログラムの一プロジェクトとして実際されることが多いが、プログラム中のプロジェクトのマネジメントとは若干ずれがある。

その点をよく理解した上でよめば、まさに待望の一冊になるだろう。

目次

第1回 ユーザーが陥りやすい誤解はこれだ
●CULUMN 1● はじめてPMになるあなたへ
第2回 システム案件を効果的に絞り込む
第3回 システム案件と経営戦略の整合性を確保する
第4回 システム稼働後の体制を企画段階で決める
第5回 5W2Hとルールを決めて計画を立案する
第6回 ベンダー選定に失敗しないコツ
●CULUMN 2● PMの最初の仕事は何か?
第7回 チームを適切に編成してプロジェクトを立ち上げる
第8回 経営層の積極的な参画が成功につながる
第9回 “悪い”情報の収集で運営を円滑に進める
第10回 要件の膨張や誤解を防ぐための注意点
第11回 進捗マネジメントで遅延を未然に防ぐ
第12回 コストの超過を最低限に抑える
第13回 品質を確保するには主体的な関与が不可欠
●CULUMN 3● プロジェクト計画書に何を記載しているか
第14回 マネジャに欠かせないリーダーとしての資質
第15回 目標達成に不可欠な組織マネジメント
第16回 エンドユーザーに協力を働きかける
第17回 チーム・メンバーの心・技・体を管理する
第18回 ベンダーに任せきりの態度は禁物
第19回 内部統制を意識して情報を管理する
第20回 工程の終了/開始を適切に判定する
●CULUMN 4● プロジェクトの半分は失敗する
第21回 本稼働後の体制を早期に決めておく
第22回 システム構築段階で運用の品質を確保する
第23回 システム本番移行には細心の注意を払う
第24回 本番移行後にシステムを安定稼働させる
第25回 システム稼働直後にプロジェクトを評価する
第26回 定常運用・保守体制に移行しプロジェクトを解散する
●CULUMN 5● 失敗につながる最大の要因は「所有期間」
第27回 内部統制を意識して要件定義を進める
第28回 プロジェクト全体を通じて全般統制を意識する
第29回 事業継続を意識してシステム構築を進める
第30回 要件定義の段階で個人情報保護策を講じる
第31回 システム運用の外部委託を早めに考慮する
第32回 PMOを活用してマネジメントを高度化する
●CULUMN 6● プロジェクトの成功に向け組織的に取り組む
第33回 PMの最大の役割はステークホルダー管理

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