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2006年11月 7日 (火)

「実行」とは何か

453231037709_2 ラリー・ボシディ、ラム・チャラン(高遠裕子訳)「経営は「実行」―明日から結果を出す鉄則」、日本経済新聞社(2003)

お奨め度:★★★★★

物事をきちんと行うための体系的なプロセスを「実行」というコンセプトのもとに、失敗例、成功例をまじえて解説した一冊。

著者のラリー・ボシディはハネウエル・インターナショナルの前会長で、GEのジャック・ウェルチなどにも大きな影響を与えた経営者である。

この本では、実行を

実行とは体系的なプロセスであり、戦略に不可欠である
実行とはリーダーの最大の仕事である
実行は企業文化の中核であるべきである

だと位置づけ、何をどうするかを厳密に議論し、質問し、絶えずフォローし、責任を求める体系的なプロセスだと定義している。非常に良く分かる。

昨今、実行ということが盛んに言われるようになってきたが、概念的に実行を唱えるだけではなく、もう少し、体系的、論理的にアプローチをしたい人にはぜひお奨めしたい一冊である。

目次
第1部 なぜ実行が求められているのか(誰も気づかないギャップ
実行がもたらす違い)
第2部 実行の構成要素(リーダーがとるべき七つの行動
文化の変革に必要な枠組みをつくる
他人に任せてはならないリーダーの仕事
適材を適所にあてる)
第3部 実行の三つのコア・プロセス(人材プロセス―戦略・業務プロセスと連動させる
戦略プロセス―人材・業務プロセスと連動させる
戦略レビューをどう進めるか
業務プロセス―戦略・人材プロセスと連動させる)

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