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2006年5月30日 (火)

サントリー版プロジェクトX

488399444901 峰如之介「なぜ、伊右衛門は売れたのか。」、すばる舎(2006)

お奨め度:★★★★

マーケティングを念頭において書かれた本だと思う。メーカ(サントリー)の独自性(ブランド、企業規模)を背景にしたマーケティング戦略を点kないし、それがあたった商品である。マーケティング戦略はこう作れという意味では参考になる本である。ただ、戦略そのものは、あまり、適用できる企業はないだろう。

むしろ、この本は商品開発マネジメントの本としてすばらしい本である。特に参考になる点は

・困難に直面するたびに、プロジェクトの目的に立ち返り、次の行動を決めている

・リスクをうまくマネジメントしている(リスクをうまくとっている)

の2点。プロジェクトXを見てもそうだが、開発モノとして胸を打つためには、この2つの要素は必須である。やはり、読み終えて感動を覚える本である。

もう一つ、すばらしいと思うのは、サントリーという会社のプロダクトマネジメントの姿勢である。この本ではあまり出てこないが、商品開発開発プロジェクトがこのような活動をするためには、相当しっかりとしたプロダクトマネジメントをやっていると思われる。その辺りの仕組みを想像しながら読んでいくのも一興である。

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コメント

峰 如之介です。

 拙著・なぜ、伊右衛門は売れたのか。をお読みいただきまして、有難うございます。

 最近、ビジネス社会ではとかく個人の成果主義が強調されがちですが、サントリーのヒット商品誕生の陰に独自のチームマネジメントが存在するという事実を、是非、
お読みいただければうれしく思います。

 物凄く俗っぽい表現をすれば、本書に書かれている開発物語の主人公である沖中直人氏を番長(表)とすれば、裏番長は上司の齋藤氏です。

 そんなことを考えながら、本書を書きました。
 
 また、ご関心があれば個人ブログも覗いてみて下さい。

 個人ブログ=http://pub.ne.jp/Mineworks/

では、よろしくお願い致します。

峰様

とても示唆に富むコメントありがとうございます。僕がコンサルなどで関わっている範囲では、個人主義というよりは、分業主義による製品開発力の低下という問題を強く感じています。その意味で、サントリーというのはよいプロダクトマネジメントをしていると思います。

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